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2019年から使用されるスーパーフォーミュラの新型マシン発表

2018年7月8日 静岡県にある富士スピードウェイでスーパーフォーミュラ第4戦 決勝が行われました。その決勝にさきがけ来季から導入される新型車両であるSF19が20000人のファンが見守る中 お披露目されました。

イタリアのダラーラ社製となるSF19は"速さ" "オーバーテイクのしやすさ" "安全性"に加え、現在使用されているSF14の多くのパーツを使用可能にするというコストパフォーマンス面も非常によく考慮され開発されています。SF19はSF14と比べ、全長で35mm短く、車体幅で10mm細くなっており、ホイールベースも50mm短縮されている。そしてフロントタイヤの幅が左右それぞれ10mmずつ増やされ、コーナースピードがさらに速くなると予想されています。

今後、国内のサーキットでトヨタ、ホンダ両エンジンメーカーによるテストを重ね、2019年の開幕戦で実戦に投入される予定となっています。

スーパーフォーミュラ 第4戦 決勝

午後2時15分から行われたスーパーフォーミュラ 第4戦は青空に恵まれドライコンディションでの決勝スタートとなった。トップ勢はスタートでの蹴り出しを重視し 柔らかいソフトタイヤでスタートし、ロングディスタンスを走り、終盤に硬めのミディアムタイヤに交換して逃げ切る作戦。
グリッド後列勢は硬めのミディアムタイヤでスタートし、序盤でソフトタイヤに交換して追い上げる作戦をとってる模様。

レースがスタートし第1コーナーは3号車 KONDO RACING ニック・キャシディ選手がトップに立ち、2位に1号車 JMSP.MU/CERUMO・INGING 石浦宏明選手が2位にジャンプアップする。16号車 TEAM MUGEN 山本尚貴選手はスタートを失敗し3位に後退してしまう。4位には36号車VANTELIN TEAM TOM’S 中嶋一貴選手が続く。

9周目を過ぎると硬めのミディアムタイヤを装着したチームが次々とピットインし柔らかめのソフトタイヤへ交換していく。そして10周目あたりから徐々に周回遅れのマシンが出始める。

このあたりから3号車 KONDO RACING ニック・キャシディ選手と1号車JMSP.MU/CERUMO・INGING 石浦宏明選手が周回遅れに引っ掛かり始め、ブルーフラッグが振られていても周回遅れの車両がなかなか進路を譲らない状態が続いてしまうキャシディ選手、石浦選手双方のタイムが1秒以上遅れ始める。

36周目に3号車 KONDO RACING ニック・キャシディ選手がピットインし、ミディアムタイヤに履き替えコース復帰する。この間に1号車JMSP.MU/CERUMO・INGING 石浦宏明選手が猛プッシュを開始するが、思ったほどのペースアップには繋がらなかった。

41周目に1号車JMSP.MU/CERUMO・INGING 石浦宏明選手もピットインタイヤを履き替えコース復帰するも僅差で3号車 KONDO RACING ニック・キャシディ選手の先行を許す

レースはそのままゴールとなり、3号車 KONDO RACING ニック・キャシディ選手が悲願のスーパーフォーミュラ初優勝を飾った。また、KONDO RACINGは2008年以来の10年ぶりの優勝を果たした。2位には1号車JMSP.MU/CERUMO・INGING 石浦宏明選手、3位に石浦選手のチームメイト2号車 JMSP.MU/CERUMO・INGING国本雄資選手が入った。

次戦は8月18日(土)・8月19(日)に栃木県ツインリンクもてぎでの2&4レースとなり、スーパーフォーミュラ選手権 第5戦とMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦の共催となり、シーズン中盤 真夏の決戦となり大注目の1戦になることは間違いありません。

決勝後 ドライバーコメント

優勝:ニック・キャシディ選手
「月を飛び越えたような気分だ。とてもタフなレースだった。スタートは良かった。序盤で周回遅れに引っ掛かり、20周以上も苦しめられ、もうダメかと思ったこともあったがなんとか勝てて良かった。」

2位:石浦宏明選手
「ソフトタイヤで長いスティントを走ることになるという予想はしていた。なので、スティント後半に合わせたセッティングを施していた。序盤はキャシディについていくのがギリギリだったが中盤に入り、キャシディが辛そうになっていたので勝負所だと思った。並びかけることもあったが、それ以上のチャンスは無かった。しかし2位になれてチャンピオンシップになんとか踏みとどまれたので、後半戦はもっと勝負していきたい。」

3位:国本雄資選手
「スタートは完璧だった。しかしソフトタイヤ勢はグリップが高く、徐々に離されていった。それで12周目にピットに入りソフトタイヤに交換し前に誰も走っていない場所でプッシュし続けた。終盤はソフトタイヤのグリップ力低下を心配して後ろにも抜かれないようにペースをコントロールした。冷や冷やドキドキのレースだったが、3位になれたのでチームのスタッフには感謝したい。」