今回の24時間耐久レースで全てのチームにタイヤを供給しているピレリさんのモーターホームを紹介いたします。今回の富士24時間レースで全チームにタイヤを供給するピレリタイヤのブースでは各チームのオーダーに対し、素早く対応するため世界7カ国 総勢65人の精鋭が最高のタイヤを供給するため活躍していました。
タイヤはFIAから発行されるバーコードにより一元管理されており、各チーム・クラス・車種による大きさの違いはあれども、すべてのチームに対し同じコンパンドを迅速に供給できるシステムとなっています。
タイヤに貼り付けられたFIAのバーコード
各チームがテント内で受付を行い、専用端末によってオーダーを確認します
組み付けられたタイヤを回転装置でバランスのチェック・修正を行います。
タイヤに空気を充填する際には ホイールにひびが入っている可能性もあり、空気の充填中にタイヤが破裂する恐れがあるため、必ず鉄製フレームの中で空気の充填は行われます。
モーターホームの中ではレース中も様々なディスカッションが行われ、高品質なタイヤ供給の為の前線基地となっています。
レーシングタイヤにとって路面温度は非常に重要なファクターとなるため、リアルタイムでの路面の温度チェックにも余念がありません。
今回 訪問させていただいたピレリタイヤは富士24時間レースの後、6月30日・7月1日に鈴鹿サーキットで開催されるSuzuka Race of Asia2018、そして2018年 夏、新しく開催される真夏の祭典 鈴鹿10時間耐久レースへのタイヤ供給も行う予定となっており。今後も日本のレースシーンでのピレリタイヤの活躍は目が離せません。