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真夏の太陽がギラギラと照り付ける中、静岡県の富士スピードウェイでスーパーGT第5戦の決勝が行われました。
ポールスタートの23号車MOTUL AUTECH GT-Rが第1コーナーを制すると、そのまま全車順調に周回を重ねていく。今回のレースは500マイル(約805km)の長丁場。そして4回のドライバー交代を伴うピットインが義務付けられているレース。全車無理はしない。
49周目に23号車が19号車 WedsSport ADVAN LC500を捕らえトップに返り咲く。
しかし62周目には23号車 MOTUL AUTECH GT-Rがダンロップカーブでオーバーランし、その隙に3号車 CRAFTSPORTS MOTUL
GT-Rがトップへ。
その直後の106周目には24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rがエンジントラブルでホームストレート上で白煙を上げストップ。火災も発生し、セーフティーカー導入。そのセーフティーカー導入直前に6号車が絶妙なタイミングで3回目のピットイン。レギュレーションでセーフティーカー導入中はピットインができないため他車はピットに入れない。これで6号車 WAKO'S 4CR LC500は断然有利になる。
113周目にリスタートし、直後に23号車 MOTUL AUTECH GT-Rや3号車 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rなどがピットに滑り込むが、1号車 RAYBRIG NSX-GTはピットでの混乱や渋滞を嫌ってそのままもう1周走ることを決断し114周目にピットインしてコースに復帰したころには23号車 MOTUL AUTECH GT-Rなどをかわして6号車 WAKO'S 4CR LC500に次ぐ2位に躍進。
レースはそのまま危なげない走りを続けた6号車 WAKO'S 4CR LC500がトップでチェッカー。
1号車 RAYBRIG NSX-GTも23号車 MOTUL AUTECH GT-Rの猛追を退け2位でフィニッシュした。
GT300クラスは13番手からスタートした87号車T-DASH ランボルギーニ GT3が大混戦を制した。
(文:Masateru Akiyama)